ゾーニングを考慮したケーブリング設計

ゾーニングを考慮したケーブリング設計before

増設

データセンターやサーバールームで、すべてのラックに先行配線を行う場合があります。その場合、使用しないケーブルが多く無駄になる可能性があります。一方で、必要となる度にネットワークラックからサーバーラックへケーブルを引くと、工事費がかさみ結果としてコストアップになってしまったり、ネットワークラック内を毎回工事することで、障害のリスクが増加します。

ゾーニングを考慮したケーブリング設計after

ゾーニングの手法

ゾーニングの手法を使うことで、架列の直近まで先行で引いておき必要な

先行配線

ラックに対してそこから伸ばすことで、ネットワークラックの作業をなくすことができます。また、全てのラックへの先行配線のような無駄な配線を減らすことが可能になります。

データセンターやサーバールームで、どこまで先行配線をするかは利用目的や運用状況によってさじ加減が難しいところです。ゾーニングという手法を使うことで、都度引きによるネットワーク機器への不慮のトラブルや手間を最小限にすることが可能になる上、無駄を少なくしてコストを削減することができます。