ツイストペアケーブルの種類

RJ45コネクター

ツイストペアケーブルのコネクター(RJ45)のペア配列及びピン配列

ツイストペアケーブルのコネクター結線で主に利用されているものが、T568A と T568Bの2種類があります。 両端を 同一配列で成端するとストレートケーブル、片端づつT586A/T568B で成端するとクロスケーブルになります。

ペア配列及びピン配列

ケーブルサイズ

American Wire Gauge (AWG)

ツイストペアケーブルの場合、ケーブルの太さをAWG を使い表現する場合があります。一般的な日本の電源ケーブルの太さの表現は、square や mm などで表現されます。Mm表記の場合、数値が大きいほど導体径が太くなりますが、AWG 表記の場合、数値が大きいほど導体径は細くなっていきます。ツイストペアケーブルの場合一般的に、AWG 22 ~ 24が多く利用されています。

AWG表記とケーブル径

導体構造

単線導体

主にパッチパネル間などの水平配線に利用される

  • ◆高周波において伝送性能が良い
  • ◆複雑な成端が不要
  • ◆撚り線導体よりケーブルが安価

撚り線導体

主にパッチコードなどのラック内配線に利用される

  • ◆単線導体より曲げやすい
  • ◆単線導体より長寿命
  • ◆クリンプ処理で損傷を受けにくい
単線導体断面図・撚り線導体断面図

アンシールドケーブルとシールドケーブル

シールドケーブルの種類

ツイストペアケーブルのシールド方法には、下記図のようにいくつかの種類があります。

シールドケーブルの種類

多対ケーブル

多対ケーブルとは

多対ケーブルには、ペア線をまとめて外皮で覆うマルチペアケーブルタイプと、4対毎にリボンどでまとめものを一括で外皮で覆うタイプのもの、また、通常のUTPケーブルを複数本束ねて全体を外皮で覆うタイプのものがあります。

多対ケーブル断面図