UTP(アンシールド)のCAT6Aケーブルを使用する

UTP(アンシールド)のCAT6Aケーブルを使用するbefore

シールド (CAT6A),UTP (CAT5e, CAT6)

将来的な10GB Ethernetへの対応を考慮してCAT6Aケーブルで配線工事をした。CAT6Aはノイズ対策が必要と聞いたので、シールドタイプを使った。しかしLAN配線でシールドケーブルを使ったことがなく、接地方法がこれで適正なのか、あるいはパッチコードをどうするかなどの運用面もよくわからない。今後障害が出た場合や、配線の変更や増設などの際、対応が心配。

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すべてUTPケーブルで統一

CAT6Aは特性上、エイリアンクロストークというノイズの対策が必要です。独自の技術でこのエイリアンクロストークに対する特性がシールドケーブルと同等のUTP(アンシールド)CAT6Aケーブルが、最近各メーカーから発売されて来ています。このようなUTPタイプのケーブルを使用すると、今までのCAT5eやCAT6と全く同じ運用で10GB Ethernetが使用できるようになり、安心です。

日本ではヨーロッパと異なり、一般のLAN環境でシールドケーブルを利用することがほとんどありません。シールドケーブルを使用する際には、適切な施工と運用を行わないと、かえって性能が下がってしまうリスクが生じます。エイリアンクロストーク対策が施されたUTPケーブルを使用することで、従来のツイストペアケーブルと同じ運用で10GB Ethernetが使用できます。